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アクセスマスタ (OTDR、光パルス試験器) MT9082B

 

関連製品:

MT9082B
特長
  • 光源、光パワーメータ、可視光源を搭載可能な FTTH 向け OTDR
  • 最大 1×64 分岐の PON システムにおいてスプリッタ越え測定が可能
  • ダイナミックレンジ 40dB で 150km を超える光ファイバの測定が可能
  • 0.8m 以下の短デッドゾーンで短距離の光ファイバの解析性能を向上
  • 優れたリアルタイム測定性能、マーカ配置方式による波形解析を実現
  • 遠隔地の繰り返し測定を可能にするスケジュール機能とリモート GUI を採用   NEW
 

MT9082B アクセスマスタは、光源、光パワーメータ、可視光源、ファイバスコープ接続機能を 1 台に搭載することのできる FTTH に適した OTDR です。MT9082B アクセスマスタは、幹線系から FTTH まで幅広く実施される支障移転工事での測定作業、さらには PON システムの波形解析まで施工/保守工事の現場で活躍します。


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幹線系から FTTH アクセス系測定まで必須の OTDR

FTTH では、スプリッタを使って1本の光ファイバを複数に分岐する PON システムが採用されています。一般に FTTH においてはスプリッタの分岐による光の減衰が大きいことから、スプリッタ後の測定波形はノイズの影響を受けやすくなります。そのため PON システムでは障害点の検出や損失測定は困難だといわれてきました。そこで MT9082B アクセスマスタは、最大 1×64 分岐の PON システムに対してスプリッタを越えた波形解析に対応しました。国内の大部分の PON システムでは 1×4 分岐スプリッタ、1×8 分岐スプリッタが採用されており、MT9082B アクセスマスタは光ファイバ線路の敷設確認や障害位置検出のための十分な性能を備えているといえます。

また、MT9082B アクセスマスタは、40dB のダイナミックレンジをもち 150km 以上の光ファイバ測定が可能です。そのため、MT9082B アクセスマスタは、幹線系の施工工事や多段のスプリッタが敷設された PON システムの測定に適した OTDR です。

一方、MT9082B アクセスマスタは、0.8m 以下の短デッドゾーン性能も備えており、光ファイバの短い構内/宅内やドロップケーブルなどイベント間隔の狭い線路においても正確に障害位置の切り分けができます。したがって、MT9082B アクセスマスタは、今後増加が見込まれるFTTH保守工事でのアクセス系測定における必須の OTDR です。

 

リアルタイム測定性能と波形解析の操作性

近年、光ファイバ線路は、FTTH のような光アクセス網に限らず、CATV、LAN、モバイル通信やデジタル放送に至るまであらゆるインフラ網になくてはならないものになっています。そして、インフラ網の光化とともに、道路の拡張や電柱の移転に伴う支障移転工事や張り替え工事が増加するなど、加入者へのサービスを中断して工事を行わざるを得ないケースが生じています。このような支障移転工事などでは、リアルタイム測定を用いることで作業効率が向上します。

MT9082B アクセスマスタは、リアルタイム測定モードにより、PON システムの線路においてもスプリッタを越えて遠端まで確認できます。MT9082B アクセスマスタのリアルタイム測定なら、支障移転工事の最中に光ファイバの曲げを反応よく確認でき、波形の平均化処理による時間を省いて多芯ファイバを測定できます。さらに、MT9082B アクセスマスタのリアルタイム測定モードでは、およそ 0.1dB の曲げ損失の測定が可能です。そのため、支障移転工事などでファイバ遠端の反射を確実にとらえ、誤切断や誤接続などのミスを少なくすることができます。

また、MT9082B アクセスマスタはマーカ操作を配置方式 (4点法) か移動方式 (6点法) のいずれかを選択できるようになっています。そのため、これまで使用していた OTDR と違和感のない操作で波形解析を行うことができます。優れたリアルタイム測定性能と使いやすいマーカの操作性を備えた MT9082B アクセスマスタは支障移転工事での作業時間を低減します。

 

■ OTDR 試験と可視光源を同時に使用可能

OTDR 試験を実施しながら、別のポート (可視光源ポート) で可視光源を使用した心線対照および目視試験を実施できます。OTDR 試験の測定画面のままワンボタンで可視光源の ON/OFF の操作ができます。


■ 光源と光パワーメータを用いた光損失試験

アクセスマスタ MT9082 シリーズの OTDR 試験ポートは、心線対照用の安定化光源としても使用できます。この光源に対し、3 種類の光パワーメータのラインアップの中から用途に応じてオプションを選択すれば、高精度の損失試験を行うことができます。アクセスマスタ MT9082 シリーズは、今後増加する FTTH のトラブルシューティングにも威力を発揮します。


■ ファイバースコープ接続機能

光コネクタ端面のキズや汚れが原因で、大きな反射や損失が生じたり、ときにはコネクタ端面の焼損などの事故につながることがあります。ファイバースコープ (別売) をアクセスマスタ MT9082 シリーズに接続することで、アクセスマスタ MT9082 シリーズのディスプレイ上で局舎内にある通信装置や光ファイバのコネクタ端面のチェックを行えます。


■ IP 試験機能による光アクセスサービスの品質評価

FTTH サービス速度の低下などのサービス障害は、その原因がネットワーク側なのかユーザ PC なのかによって対処も異なります。アクセスマスタ MT9082 シリーズは、IP ネットワーク接続確認機能をオプションで搭載でき、光アクセスサービスの品質評価にも対応します。

 

Opt. Wide
Range
モード*1
波長*2 被測定ファイバ パルス幅 ダイナミック
レンジ
*3、*4、*9
デッドゾーン
(フレネル反射)*5
デッドゾーン
(後方散乱光)*6
053 1310/1550nm ±25nm 10/125μm
シングルモード
ファイバ
(ITU-T G.652)
3、10、20、50、100、
200、500ns、
1、2、4、10、20μs
42/41dB*10 ≦1m、
≦0.8m
(代表値)
≦5/5.5m
055 1310/1550nm ±25nm、
1645nm~1655nm*7
42/41/35dB *10 ≦5/5.5/6.5m
056 1310/1490/1550nm ±25nm 40/39/39dB *10 ≦6/6.5/6.5m
057 1310/1550/1625nm ±25nm 40/39/38dB *10 ≦6/6.5/7.5m
058 1310/1490/1550/1625nm ±25nm 38/37/37/36dB *10 ≦7/7.5/7.5/8.5m
059 1310/1550/1625nm ±25nm、
1383nm ±2nm
38/37/37/36dB *10 ≦7/7.5/8.5/7.5m
063 1310/1550nm ±25nm、
850/1300nm ±30nm
SMF: 上記に同じ
MMF: 62.5/125μm*8
SMF: 3、10、20、50、
100、200、500ns、
1、2、4、10、20μs
MMF: 3、10、20、50、
100、200、500、1000、
2000、4000ns (850nm は、1000、2000、4000nsを除く)
42/41dB*10
29/28dB*10
≦5/5.5m、
≦4/5m
(3/4m 代表値)

            *1: 通常の高分解能測定を目的とした通常モードと、PON 測定および高速測定を目的とした Wide Range (WR) モードを搭載しています。
            *2: パルス幅 :1μs (Opt. 053、055、056、057、058、059、063 の 1.31μm/1.55μm)
                  パルス幅: 100ns (Opt. 063、064 の 0.85μm/1.3μm)
                  25 ℃
            *3: パルス幅: 20μs (Opt. 053、055、056、057、058、059、063 の 1.31μm/1.55μm)
                  パルス幅: 4μs (Opt. 063、064 の 1.3μm)
                  パルス幅: 500ns (Opt. 063 の 0.85μm)
                  距離レンジ: 100km (Opt. 053、055、056、057、058、059、063 の 1.31μm/1.55μm)
                  距離レンジ: 25km (Opt. 063、064 の 0.85μm/1.3μm)
                  アベレージ: 180秒、25 ℃
            *4: ダイナミックレンジ (片道後方散乱光)、SNR=1: 口元後方散乱光レベルとの差
            *5: パルス幅: 3ns (Opt. 053、055、056、057、058、059、063 の 1.55μm)
                  反射減衰量: 40dB、25 ℃。反射波形のピークから 1.5dB 下がったところの幅
            *6: パルス幅10ns、反射減衰量: 55dB、デビエイション:±0.5dB、25 ℃ (Opt. 053、055、056、057、058、059、063:850nm/1300nm
                  の波長は除く。MT9082C は Opt. 057 を含む)
                  パルス幅 20ns、反射減衰量: 55dB、デビエイション:±0.5dB、25 ℃ (Opt. 056~059) ただし、MT9082C は Opt. 057 を除く。
                  パルス幅 3ns、反射減衰量: 40dB、デビエイション:±0.5dB、25 ℃ (Opt. 063、064 の 0.85μm/1.3μm)
            *7: 尖頭値から 20dB 下の波長範囲。尖頭値 +15dBm 以下
            *8: 50μm/125μm の MMF 接続時は、ダイナミックレンジが約 3dB 低下します。
            *9: 1.65μm のとき: 背景光あり。1.31μm/1.55μm、-19dBm CW 光
            *10: 代表値。保障値は、代表値から 1dB 差し引いた値

 

光ファイバの施工・保守に便利な軽量小型の FTTH 向け測定器
アクセスマスタ MT9082 シリーズは、OTDR 機能、光源、光パワーメータ、可視光源、IP 試験機能、ファイバスコープ接続機能を 1 台に内蔵した測定器です。高精度ディスプレイで屋外作業時の視認性を高めるなど、FTTH 工事への使いやすさを追求しました。

 

光ファイバの繰り返し測定や、多芯ファイバの測定に有効な “計画測定機能”    New
アクセスマスタ MT9082 シリーズは、設定した時間間隔で繰り返し測定を実施するスケジュール機能を標準搭載しています。アクセスマスタシリーズのスケジュール機能は、繰り返して測定をする必要のある線路において、測定時間間隔を設定することで自動で測定を進めます。また、あらかじめしきい値を設定することにより、蓄積された履歴データから障害のある時間・測定値をすぐに確認することができます。

 

遠隔地の測定に便利な “リモートGUI” 機能    New
リモート GUI 機能とは、アクセスマスタ MT9082 シリーズ本体と PC をネットワーク接続して、PC上に映し出されるアクセスマスタの画面をマウスを使ってキー操作する機能です。遠隔で制御できるため、特に容易に近づけない場所などでは便利な機能です。スケジュール機能と組み合わせれば、遠隔地の経時的な変化も容易に確認できます。

 

レポート作成ソフトウェアで OTDR 測定のデータ管理を効果的に
OTDR 試験により得られた波形は、PC ソフト MX900000A レポート作成ソフトウェアのエミュレーション機能を使用して、後から PC 上で OTDR 試験時と同様の操作で波形解析を行うことができます。さらにレポート作成機能を使うことにより、レポートの作成作業を容易にします。

 

技能五輪に大きく貢献|アクセスマスタ MT9082 シリーズ
情報通信配線技術フォーラム 2009 において、アクセスマスタ T9082 シリーズが光ファイバ接続競技の審査測定器として使用されました。また、第 39 回ユニバーサル技能五輪国際大会においても競技結果の確認にアクセスマスタ MT9082 シリーズが使用されました。さらに、当大会では優勝選手にも使っていただきました。

 

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